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新しい女性名詞 (Nuevos sustantivos femeninos)

 時代が変わるとともに、言語が変わるのは事実です。

新しい物が現れたり、新しい表現が生まれたり、すでに存在している言葉の意味や形が変わっていったりしてしょうがないです。

それで、こういう変化のひとつの理由は、社会の変化でしょう。

 

ご存知のように、スペイン語には、男性名詞と女性名詞があります。

こういう男性・女性の区別は、普段ただの文法的な区別で、何も本当に性的な意味がないです。

でも人間と関係ある名詞の場合は、話が違います。だいたい、男には男性バージョンを、女には女性バージョンを使います:

un profesor / una profesora

un abuelo / una abuela.

 

 

文法的に、変化できない名詞もあります。こういうとき、冠詞や形容詞の合わせ方だけで区別できます:

un cantante / una cantante

un artista / una artista

 

でも、文法的に変化ができるのに、変化しないのもあります。

たとえば:fiscal (検事)。一応、”a”をつければ女性名詞になれそうなんですが、その形でel fiscal と la fiscal を使います。

これには、もちろん歴史的な理由があります。昔、”男だけの職業”と”女だけの職業”があったでしょう。

 

 

たとえば、médicoは男だけやっていた職業だったので、”médica”という言葉は、文法的にとても作りやすい言葉なのに、作る必要はありませんでした。

でも昔は昔で、現代は現代です。女の医師はもう全然珍しくない時代に “una médico” というと、スペイン人に確かになんだか変な感じがします。

それで、少しずつ、” una médica”も言えるようになってきました。

こういうことは最近のことで、不安定な言葉が多いでしょう。認められてる”新しい女性バージョン”もあれば、まだ認められていないけど人々が使っているのもあります。人や場合によって使われているのもあります。

たとえば、以上の”médico”なら、現在は”una médico” も”una médica”聞こえます。

他に、最近生まれた/生まれつつある言葉:

 

un juez → una jueza (裁判官)

un cliente → una clienta (店のお客)

un dependiente → un dependiente (店員)

 

逆のもあります:

una enfermera → un enfermero

 

ただ、まだまだ適切な言葉がないケースもあります:

una azafata (スチュワーデス)→ ? ”un azafata” は無理。”un azafato”の響きがよくない。”asistente de vuelo”とか、わざとらしすぎる、使いにくいです。

un albañil (家を建てる人)  → ? ” una albañila”の響きがよくない。

 

でも、困る言葉であるとはいえ、現在の時代ではその必要性が否定できないでしょう。

 

エミリオ

 

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コメント:4

La nina del sol 11-06-01 (水) 0:01

HOLA!  言葉は時代と共に変化し生きているんですね?
流行している事柄がそのまま名詞化されるケースが日本では多いような気がします。
”オタク”なんて典型的。
スペイン語も同じなんですね?
でも、折角覚えたと思った名詞が、新しい形に変わって表現されたりすると、ちょっと頭の中で混乱してしまいす。 
スペインでは、そのような新名詞を毎年どのような方法で一般に公表していますか?教育省的な国の機関のサイトや冊子などあれば参考までに教えてください。よろしくお願いします。(^_^)v

エミリオ 11-06-01 (水) 23:14

Nina del Solさん: コメント、ありがとうございます。
そうです。スペイン語にも流行っている言葉があります。
こういう言葉のほとんどは、単純に古臭くなって自然になくないます。
でも、その中には安定して一般的に使えるようになる言葉もあります。こういう言葉はちゃんと辞書に入ってしまいます。
辞書って、もちろん色々ありますが、La Real Academia de la Lengua (RAE)って知っていますか?スペイン語の文法、語彙などを整理する期間です。だいたい定期的に文法と辞書を作っています。それらは標準スペイン語とみなされています。
ただ、言うまでもなく、現在の本当のスペイン語(スペイン人が使っているスペイン語)から、しょうがなくいつも一歩を遅れています。
そのホームページは http://www.rae.es

文法も変わっていきます。語彙の変化よりもっとゆっくり、もちろん。過程はふだんこういう感じです:まず、”使ってはいけない”文法がなんとなくどこかで使われ始めます。RAEは”だめだよ~”と勧めます。無視されて、”間違えた”使い方がますます広がります。RAEは”だめだよ~”と勧めます。やがて、多くの人がその”間違えた”使い方を普通に使います。そのとき、RAEは”じゃあ、使っていいよ”と勧めます。
…って感じでしょうか ;)

長ぐつを買ったくま(^-^) 11-06-01 (水) 23:23

Hola! :grin: 時代と共に何でも変わっていきますよね。しかし・・男だけの職業だといわれていたun medicoが、una medicaと言えるようになった時、女性の医師の皆さんは、うれしかったでしょうね。 :razz: 変わるということは、認められなければならないので、大変な努力と忍耐が必要だったでしょうね。 :sad: 10年後、20年後もっともっと変わるでしょうね。 :shock: ついていけるかしら・・楽しみでもありますが・・・ :lol: あ!! :mad: ちょくちょく変わってしまうと、改訂版の辞書をその度に何度も買い換えなければならないので、やっぱり困ります。 :mrgreen:

エミリオ 11-06-02 (木) 22:40

長ぐつを買ったくま(^-^)さん:
コメント、ありがとうございます。
まあね。こういう変化、大体無意識的に起こりますね。社会的な必要性と言えるのでしょうか (^^)。
改訂版の辞書、ある、ある! ところで、例のRAEの辞書なんですが、外国人に向いていないと思います。言葉の定義がかなり難しいと思います (^^)U

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