英語を始めたきっかけ
かつて、1年ほどこれもうずいぶん昔の話になりましだが、ワーキングホリデーでシドニーに住んでいましたので、普通の英会話やリーディングは出来なくはないんですが、これがプロパーな英語だとは、どうしても言えない状態でした。
大学の教員になったのがちょうど2年前の春だったわけですが、なにしろいい加減な英語のままじゃいけないなと、思い直し一念発起して、英会話を再スタートしようと思い立ったんです。
かつて、1年ほどこれもうずいぶん昔の話になりましだが、ワーキングホリデーでシドニーに住んでいましたので、普通の英会話やリーディングは出来なくはないんですが、これがプロパーな英語だとは、どうしても言えない状態でした。
大学の教員になったのがちょうど2年前の春だったわけですが、なにしろいい加減な英語のままじゃいけないなと、思い直し一念発起して、英会話を再スタートしようと思い立ったんです。
なにしろ仕事柄論文を書くことがあるのですが、すべて日本語で書いた論文を、英訳しなきゃいけないという作業もあるわけです。論文の紹介文にしても、直接外国の方に自分の論文を口頭で紹介する際にも、さすがにいい加減な英語ではまずい場合が多くあります。文法的に適切で失礼のない表現であるというのはやはりとても重要なことで、それが私の今求めているプロパーな英語ということになるでしょうか。
海外研究で、こちらが出向いて行くこともありますし、海外から同じ分野の研究者の方をお迎えすることも多くあります。どこの国という特定の国は無いのですが、いずれにしても英語を媒介として、コミュニケーションをとることになります。
そんなときに実際に役に立つ英語力が必要になったわけです。
あることがご縁で、ラングランドのスタッフの方と知り合いになり、日頃お互いを尊敬する関わりを持つことができました。で、2年前英会話を学ぼうと決心したときに、そのスタッフの方の人柄から、迷うことなくラングランドで学ぼうと思いました。
今では、その時の決心は、間違いなかったなと思っています。
どことも比較していません(笑)。
自分なりに学習の早道を考えてみたとき、とりあえず会話をしてみようと思いました。
まずはネイティブの先生と、会話に馴れるためのトレーニングをしたほうがいいだろうと、しばらく楽しく続いたんですが、ネイティブの講師との会話に慣れれば慣れるほど自分の中に、適切な表現が積み上がっていっている実感がわかないという、疑問が湧きあがってきました。
このポイントが、大変重要だったわけですが、残念ながら、適切な表現なりプロパーな英語力が積み上がっているという「積み上げ感」を自分の中に得ることができなかったんです。
ネイティブの講師との会話の中で、パッと答えるという対応力はもちろん身に付いた実感はあったのですが、私の仕事場で確実に使える英語力が身に付いたという、達成感を得るまでには至りませんでした。
それで、これじゃまずいなと思い、ラングランドのスタッフに相談してみたんです。
そこで紹介してもらったのが、Jアプローチイングリッシュだったわけです。
これが1年ちょっと前になるわけですが、大きな転換点でした。
このレッスンを始める前までは英語を学ぶ学習方法がわからなくて。
巷によくありますよね、ただ聞いていれば話せるようになるとか(笑)。
それでなくても学校での英語教育も含めれば10何年勉強してたわけですよね。
それでもまともな英語が話せるようになれなかったわけですので、「ただ漫然と英語に触れていれば話せるようになる」ということ、これはないなと思いました。
このコースでは1週間で180センテンスを覚えなきゃいけないんですよ。
驚きました。
米原先生は生活の一部にしなきゃ無理だとおっしゃいました。
最初は大変困りました、生活の一部にならなくて(笑)。
ただただ暗記するって言う習慣が、ここ何十年もなかったものですから。
やっぱりある程度歳をとってから、覚えなければいけないということを実際にやるのが大変なものだったなと思います。
今考えると、簡単な例文なんですけれども、やっぱり最初はなかなか頭に入ってきませんでした。日々の通勤電車往復の時間を2時間3時間、それから夜寝る前、電車の中で覚えた文章を復習しました。
週末になると電車に乗りませんので、家族との食事に出かけたとき、順番を待っている間にこれを学習したり。ある意味家族が私の学習態度の証人になっている部分があります(笑)。
息子も寝る前に私の真似をして、寝床に本を持ち込んで、読書するという癖がつきました(笑)。
勤め先の大学に通勤する際、バスを利用していたんですが、それもやめました。歩きながらリスニングのシャドーイングをして勤め先に到着していました。
学生にも時々「先生、本読みながらぶつぶつ言いながら歩いてましたね。」
と言われて少し焦りました(笑)。
そうこうしているうちになんとか生活の一部になりましたねぇ。
180センテンスをなんとか覚えて1週間に1度の授業に臨めるようになりました。
1年が過ぎて今は第二ラウンド目に入って、今度は1週間のノルマが3倍になって 540センテンスになってますので、ますます生活に食い込んできています(笑)。
ただ、一度やったことをまたやるわけですから、今度はそこで「積み上げ感」を感じることができるんです。
今、週に1度ネイティブの先生ともwebレッスンで英会話をするんですけれども、やっぱり口をついて出てくるんですよね、センテンスが。
これは嬉しいですよ。
覚えたままのセンテンスを、そのまま使えますので。
今年の8月なんですが、国立シンガポール大学からゲストが来まして、都内のnursing homeを見学したいということになりまして。
私が案内するはめになったんですが、まさか現場で通訳をすることになるとは思わなかったんです。施設の理事長さんらが、なんとなく私が通訳するものだろうと、誤って私をそういうふうにとらえて、日本の医療制度から、介護保険制度から、施設のオリエンテーションのことに関してまで日本語の説明を、すべてそのゲストに英訳して差し上げたということがありました。
もちろん、いい加減になった部分はあったと記憶しています。
ですが自分なりに「喋れてしまったな・・・」という驚きがありました。
専門用語がたくさんあったと思うんですが、わからない単語は、言い換えでなんとか説明ができました。
このことは、 1年前だったら確実に無理だったなと思います。
まるでビフォーアフターですね(笑)。
あと、論文の紹介文は、以前より抵抗なく書けるようになりました。
これも1年前だったらとっても無理だったことです。翻訳機能を使った添削も必ず行うんですが、おかげさまでほとんど修正されることなく戻ってきます。
そんな時に、プロパーな英語が少しは身に付いたんだなと実感できます。
私のレッスンは、金曜の夜です。この日を目指して1週間に540センテンス覚えてくるわけです。そして、レッスンの時間集中して、すべてを吐き出して帰る金曜の銀ブラは楽しいですよー。
特に上手に喋れた日は(笑)。
1週間の節目ですね、気持ちの良いものです。
家に帰って金曜日はご褒美でビールを美味しくいただいています。
まさに生活の一部ですね。
また土曜日もwebレッスン楽しみなんですよ。
これは何か準備をしなくてはいけないというものではありません。
アンドリュー先生と楽しく会話する、お互いに知らない事とか、考えを述べ合う展開になっています。
今ではJアプローチイングリッシュとネイティブの先生とのwebレッスンが、車の両輪のように機能しているように思います。
「終末介護ケア」という最も今日的分野の一つであり、かつ普遍的テーマにおいてリーダーとして活躍される川上さん。
大学で教鞭を執られ非常にお忙しい中にあって、ラングランドに通われて2年余り経ちました。
その真摯なご姿勢と朗らかで誠実なお人柄には、ラングランドスタッフ一同魅了されております。
今回は、貴重なお話をちょうだいし、ありがとうございました。
実はピアノも英語と同時並行で学ばれ、かなり腕前も上達されているとか。
さらにご自宅では稲作もなさって、先日は収穫のお話も伺えたり、、、
その魅力はとどまるところを知らないといったところでしょうか。
そんな川上さんが、今度は英語というスキルを身に付けられ、ご専門の分野でそのリーダーシップを世界に向けて発信されていくことを、スタッフ一同楽しみにしております。
そしてその一旦を担わせていただくことが私たちの喜びです。