WaiWaiブログ
ワークキャンプinMexico③~ウミガメ保護活動・産卵~
2009/06/14
さて本題のウミガメの保護活動ですが、そもそもなぜ保護活動が必要かというと、
密漁されてしまうから。
ウミガメの卵やウミガメを食べる習慣が昔から一部であり、
今は保護動物として捕獲が禁止されているのですが、密漁されブラックマーケットで売買されています。
一部ではレストランでも密かに出されているそうです。
密漁者はウミガメだけでなく、ウミガメの卵も掘り返して売ってしまいます。
密漁からウミガメを守る為に、夜にビーチのパトロールをし、
卵を見つけた場合は掘り返し集め、安全なハッチへと移動。
ウミガメの産卵に遭遇した場合は、最後まで見守りすぐに卵を集めます。
まず最初の仕事は、昼にビーチの清掃をすること。
保護活動をしたビーチ
海水浴場ではなく、周りには何もない自然なビーチ。
写真には写ってませんが、流木が日によってはたくさん流れてくるので、
ウミガメが産卵のために上陸する際、障害物にならないようにどけ、きれいな状態に。
ゴミがあればゴミも拾います。
夜はパトロール&卵集め。
もちろんライトも何もない真っ暗な海ですが、
産卵前のウミガメはとても敏感になっていて、人の気配を感じたり光を見ると逃げてしまいます。
そのため月明かりと必要最低限の小さなライトでパトロール。
夜のビーチの写真も取ったのですが、真っ黒で何も写っていませんでした
そんな中でも、普段から保護活動をされている地元の方々は、
ウミガメが上陸した跡(砂の上に線のような跡が残っています)、
卵が埋まっている場所を意図も簡単に見つけます
実際にウミガメが穴を掘っている最中や、産卵の真っ只中に遭遇した事もしばしば。
その様子です。
産卵中は意識が朦朧としているらしく(と地元の方は表現していました)
近づいても写真をとっても大丈夫
もちろん邪魔をしないようには気をつけます☆
産卵の様子
産卵中のウミガメは、「ヒィッ・・・ヒィッ・・・」と声を上げ、荒い息遣い。
苦しんでる様子を初めて目の当たりにしたときは、かなり心配しました。
そしてご存知の方も多いと思いますが、ウミガメは産卵中に涙を流します。
本当に目から涙を流しています。
涙のようなものが見えるでしょうか??
泣きながら苦しそうに産卵しているウミガメを見るのは、かなりの感動です
ところが、地元の方によると、
「痛くて泣いてるんじゃなくて、穴掘ったときに目に入った砂を洗い流してるんだよ」
「産卵中はこん睡状態みたいなもんだから、痛みは感じてないんじゃない?」
とのこと。。。
知って良かったのか悪かったのか。知って嬉しくはなかったです笑
後で調べてみたところ、ウミガメは海中で体内に摂りいれた余分な塩分を、
液体のようなものにして体外へ出すそうです。
それが、「涙」(のように見えるもの)。泣いてるわけでは全くなかったのですね。。。
長くなってしまったので、続きはまた次回
次回は卵集め~子ガメの放流までを書きます♪
新着情報
-
クリスマスの歌
2019/12/12 -
"英語&フランス語で話そう!!"報告♪
2019/12/12 -
Langland Christmas Party 2014 の様子をお届けします♪
2014/12/09 -
TOEIC SW IPテスト 9月からスタートしました!
2014/09/22 -
DELE B1検定対策コース:渋谷校で9/16(火)よりスタート!
2014/09/16
バックナンバー