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WaiWaiブログ

ラオス旅行

2012/01/17

スタッフS.Sです、今年もどうぞ宜しくお願い致します。
年末年始の休みを利用し、ラオスに行ってきました。
凱旋門(ヴィエンチャン)からの風景 ワット・シーサケート
もち米をペタペタつけてお供えします ルアンプラバーン国立博物館 パバーン象安置祠
行く前は「なぜラオス?」、そして帰国後の「どうだった?」の質問に対して、
ひと言ではなかなか言い表せないので、この場で少し、感想を交えてご紹介したいと思います。
電線の多さも見逃せませんね
近年、個人的には、日本と同じ仏教国を巡ってみたいという想いが強くなりまして、
中でもラオスという国は、これだけ情報化社会になった今でも、
我々に伝わってくる情報というのは数少ないですよね。
ラオスと言って、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか??
これといった観光の目玉というのもなく、ランドマークと呼べるようなものもない、
だからこそ、ゆったりとした時間が流れる国なのかなと期待して行ってきましたが、
期待を裏切らない、のどかで穏やかな国でした。
メコンと夕陽
首都ヴィエンチャンと古都ルアンパバーン(街が世界遺産)に足を運んだのですが、
ビーチでもないのに、昼寝をしたり、読書したり、ボートから夕陽を眺めたりと、
のんびりした時間を過ごし、とてもリラックスできる国でした。
ルアンパバーンの街並み
目的としては、ルアンパバーンにて有名な托鉢を拝見したかったのと、
メコン川に沈む夕陽をビールを飲みながら眺めるというのがありまして、
どちらも想像以上でしたが、信仰心の強いラオスの人々を見ているうち、
上座部仏教の一面を垣間見れ、(日本は大乗仏教ですが)違いが
何となく見えてきた旅行となりました。
ルアンパバーンの托鉢 袈裟の色が鮮やか
毎朝6時頃より街を練り歩く お寿司くらいにもち米をつまみ喜捨する
上座部仏教は、戒律がとても厳しく、結婚はもちろんできませんし、
夕食は食べないなど、相当な覚悟を持って出家しなくてはいけないこともあり、
市民からの尊敬も感じられました。
ルアンパバーンの托鉢風景
欲望を最小限に抑える生活というのは、日本に生きる人間には想像を絶します。
抑制することで、「生きていること自体」に幸せを感じるようになるのではと頭で思う一方で、
幸せとは一体何なのだろうと考えさせられました。
毎朝、粛々と行われている托鉢
他に特筆すべきこととして、日本のODAによる道路、橋、公園などを
街の至る所で見ることができたことです。
人によっては、日本人に対して本当に感謝している方もいましたし、
一方では、外国からの援助に慣れてしまっているという印象を受けたのも事実でした。
ルアンパバーン市内の寺院
それから、人々の表情ですね。
たこ焼き器発見!ココナッツ風味で絶妙でした。 カオ・チー(バゲット)売りのおばさん
とても明るく、ニコニコし、のんびりと構えている方が多かったです。
道で見かけることの多かった犬たちが、とても自由な感じで生きていたのも良かったですね。
ワット・シーサケートにて お昼寝中
こちらもお昼寝中 こちらはお留守番
貧しい国にも関わらず、物売りさえも、いまひとつ押しが弱いのも、この国の魅力に思えました。
僅か数人の物売りの存在で、その街のイメージ、いや旅行自体の印象が悪くなってしまうこともあるなか、
この国ではそういう経験はしなかったどころか、もう少しガツガツしても・・・なんて感じるほどでした。
市場にて
でも、この国の人たちはとても幸せそうでした。
ブータンのような国民総幸福量(GNH)があれば、ラオスも負けていないのでは。
そういう人たちの人生をほんの少しだけ垣間見れただけでも、行って良かったなと思える国でした。
民族衣装を身に纏う子供
あるラオス人が「ボクたちは、競争したら負けちゃうから」というようなことを言っていましたが、
中国やベトナム、タイに囲まれたラオス人の国民性は、歴史と共に培われてきたのかもしれません。
大河メコンから夕陽を臨む
高い建物もなく、まだまだ昔の面影を残しているラオスにも、
いつしか高層ビルが建ってしまうような時代が来るのでしょうか?
ヴィエンチャンのシンボル
高いビルが乱立する国から来た人間は、
景色を眺めながら「高い建物がなくていいですね」と、ラオス人に語りかけました。
ラオス人は、こう返事をしました。
「ボクは、高い建物が好きです」と。
どちらも本音ですが、会話の後、人間の欲深さを物語っていたような気がして複雑な気分になりました。
“争いはやめましょう”のポーズ
日本の関西に例えると、タイ→京都、ベトナム→大阪、
そしてラオスが奈良にあたるような印象を受けました。
とりわけ、静謐さと交通の便でラオスと奈良は共通点があります。
新幹線が通っていない(乗り換え必要な)奈良と、日本からの直行便がないラオス。
ただし、その分、守られてきたものはあるんですよね。
万人受けしませんが、気になった方は是非、あなたのTO DO リストに入れてみて下さい。
スタッフS.S

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