WaiWaiブログ
魂のこもったドキュメンタリー
2012/04/21
桜の季節もあっという間に終わり、新緑のシーズンですね。
天気が良いと、“もったいない”からと自転車に乗ったり、ジョギングしたり、
それから山登りに出かけたい気持ちが強くなると同時に、
一方では、読みたい本や観たい映画がたくさんあり、、、と時間貧乏なスタッフS.Sです。
まるで欲のかたまりですね・・・(苦笑)。
さて、今回は骨のあるドキュメンタリー映画をご紹介します。
『プリピャチ』とは、チェルノブイリから4kmの街の名前ですが、
かつての原子力発電所で働く労働者の街でした。
当然ながら、立ち入り禁止区域となり、ゴーストタウンと化したわけですが、
自主帰還者などの現地で生活する人々をとらえたドキュメンタリーです。
この作品自体は、1999年に撮影されたものですが、
まさか監督本人も、10年以上経った日本で公開されることになろうとは
想像していなかったのではないでしょうか。
いや、もしかしたら、想定していたのかもしれませんね・・・。
私は、現代映画でこの作品以上にモノクロがしっくりくる映画を知りません。
ナレーションや音楽を排し、ただただ、そこに生きる人たちの姿がカメラが追います。
そして、『誰も知らない基地のこと』。
世界中にある米軍基地に関する真実を追求した作品で、
2007年ヴィチェンツァ(イタリア)で起こった基地拡大への反対運動をきっかけに
イタリア人監督(2名)が製作したドキュメンタリー。
ディエゴ・ガルシア島に関しては、
基地のために島民全員が島を追い出されたなんて
まったく知りませんでしたし、知らないことの恐さを痛感します。
新たな敵→新たな戦争→軍事力強化→常備軍→軍産複合体→
国策の軍事化→権力の乱用→住民の抵抗という流れを明快に描いています。
住民の抵抗→“CHANGE”となればいいのですが。
最後にプラスα。
GWと言えば・・・恒例になりました『イタリア映画祭』。
日本未公開作がほとんどですので、良い作品に巡り合えるかどうかの楽しみがありますよね。
個人的には、ナンニ・モレッティ監督の新作は楽しみです。
それから、カンヌのグランプリ受賞作、ダルデンヌ兄弟監督の『少年と自転車』。
日本において、少年非行問題を専門とする弁護士が語った、
施設で親を待ち続けるとある少年のエピソードから着想を得て製作された作品。
まだまだありますが、今回はこのへんで。
それでは、良いGWをお過ごし下さい!
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