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こどもの英語力って???

2010/07/08

私の子どもの通う渋谷区の公立でも週1近くは英語があるようで、

また、今は、TV、ゲーム、家庭用教材などが豊富なので、なんらかの方法で

英語に触れているお子さんが多いです。

子ども英会話教室の講師の立場として、日ごろ見学の方や生徒に接していて感じることを

書いてみます。

1つ目は、純粋に英語に触れているお子さんが多いのはいいことです。見学にきたときにもすでに基本的な単語を知っている

子も多く、やはりどんな方法であれ、触れていた、という土台がある子は、新しいことを教えても吸収がはやいです。

いい意味でとらえると、英語教育が早期化しているのは悪くないし、やはり小さいころであればあるほど、

(無駄にもみえる、でも大事な)遊びの部分とつながれるので、やっぱり小さいころから始める意味は大きいと思います。

週に何度もレッスン通うのは大変だろうから、上手にPC等活用して遊んで大いにけっこう、とも思います。

一方で、疑問のことを書くと。

1つは、社会全体でもいえるように格差社会が広がっているのが、英語にも露骨かな?と。

2つ目は、あまりに早期化、その意味が、ちょっと私が考えるのと違い、小さいのに熱心なスクールに通い、読み書きだけが

先行し、それに伴う会話力がついていっていないケースをけっこう目にする機会が多いこと。

1の格差社会、に関しては、もし公立小学校の英語の活動の時間を見学する機会あればよく分かると思います。

公立小学校では、”ついていけないから困る”というような評価に関わる活動はしません。ですから、英語が白紙のお子さんでも大丈夫です。ただし、必ずクラスの中に、よくわかっている子がいて、その子はたくさん発言し、たくさん発音するので、その子にとっての1時間と、なんだか訳わからずにただ、活動やゲームを大勢の中でごまかして通過する、という1時間のすごし方では、同じ活動に対しての効果が全然違う感じです。また、学校によっても活動量や内容に差がある、ということなので、格差が広がるのは間違いなしです。

2の件に関しては、熱心なあまり、音声からの学習、会話がついていけてないのに、英検だけ早期にどんどんうけていったり、読み書きだけが先行するケース。一見、できていてすばらしいような?でも?ん?

まるで私達大人の時代にうけた英語教育のスタイルのままの早期化?ともとらえることができ、ちょっと不思議、、なケースです。

小さなころから急がなくても、中学、高校英語をしっかりやれば、英検2級までは難なく通過できます。

しかし、2級をもって、海外にいっても何にも通じなかった!!!!といういう現実に私達大人はぶつかって、子どもの英語教育を考え直しているのです。

ですから、同じ英検の級もっていた、としても、それぞれの子の英語の実力には大きな差があります。

語学は、究極やるか、やらないか、なので、できるならやはり早期からやったほうがいいです。でも、

やはりやり方、には注意、熱心さにも注意が必要かな、特に読み書きや英検の扱いには、

、と・・・・現場で感じます。

また、小さいころにやったから早く終わる、というものでもないので、いかに長期に

つなげていくか、という、ながーーーーーい目が必要です。

ちなみに、ステップワールドのレッスンをうけているお子さんは、とにかく声にだしてリピートを

よくやってくれます。読み書きは、のんびりやってますが、小3から本格的に入っていって、その後問題なく間に合います。

他校から転入した子は、だいたい最初はリピート、といっても小さな声しか出ません。

でも数ヵ月後には、だんだん普通に声がでてきてる例を何人もみて、うれしくなってきました。

たとえ、初心者の小さい子でも、小さな会話はやっていきます。

”Where is the***?”  ”There!” ”Give it to me” ”Here you are”

”thank you” ”You are welcome”  のような、とても簡単だけど、きちんと

何往復もする"会話”を読み書きなどの段階に行く前から、どんどんやっておくこと、そして、それがあとから

単語や表現、文法、読み書きも段階的にはいってきて、その延長に英検などもある、という考え方です。

ですから当校、ステップワールドでは、英検に強い、という文句があるにも関わらず、

それほど早期の英検受験は薦めていません。

むしろ、小さい子には児童英検を薦めています。これは上記に書いたような、簡単な日常の

会話を理解しているか、基本の単語をある程度理解しているか、の音声面を中心に図る

クイズのようなテストなので、あくまでも英語をつかってのコミュニケーション活動に触れたお子様が

どの程度理解したかを図る目安として、大変よくできている、と教えていても感じます。

 

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