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ワークキャンプinMexico④~ウミガメ保護活動~
2009/07/30
前回ウミガメが泣きながら産卵する様子をみて頂きました♪
今回はその続きです☆
ウミガメが産卵を終えると、すぐに卵を掘り返して集めます。
卵の大きさは、ちょうどピンポン玉くらいの大きさ。
ウミガメが産卵を終え、卵を埋め終わってすぐに取り出すので、まだ暖かいままの卵。
殻も柔らかく、触ると ペコッ と少しへこみます。だから30cm以上の高さから産み落としても、卵が割れないんですね
産卵直後の卵
集めた卵は砂浜に並べ、数を確認。だいたい1度に100個前後産卵します。
ウミガメが自然に産卵を終え、土を被せ海にもどるまでじーっと待っているので、こちらの卵は土がついてます。
その後袋に入れてマジックで数を書き、卵が冷えないうちにすぐにハッチへと持って行きます。
ハッチで卵を育てるのには、卵を保護するだけでなく、ウミガメの繁殖にも意味があります。
産卵されたばかりの卵には性別がなく、その後卵が成長する際の温度で性別が決まるそう
卵が埋まっている砂の中が29度以上ならメス、以下ならオス、というように。
気候によってはメスばかり、オスばかり、となってしまう事もあるそうで、それだと繁殖が難しくなります。ハッチでは温度を調節して、メスとオスの数がバランスよくなるようにします。
この仕事は主に地元のベテランの方々のお仕事で、ボランティアがハッチへ行ったのは子ガメの放流のときだけでした。
孵化した子ガメです。
子ガメはとても小さく、手のひらに乗せても余裕があります。甲羅らしきものも一応ありますが、あまり堅くなく、体と同じ色をしているので甲羅っぽくありません
正直な感想を言うと、「かわいい~!」というものではなく、「へぇ、これが子ガメかぁ」というくらいのものでした笑
孵化した子ガメは、孵化してからなるべく早いうちに、暗くなってから放流します。
ウミガメが産卵をするのは、海から数メートル離れた砂浜。
ハッチ生まれの子ガメも、自然に生まれた子ガメと同じように、砂浜から自力で海へと入って行きます(というか行かせます)。
こんなに小さい体で手足を必死に動かし、海へと入って行きます。
海にたどりつくと、波に飲まれているのか、必死に泳いでいるのかわからない様子で、次々と海へと消えていきました。
1回に100匹以上の子ガメを放流しますが、戻ってくるのは数少ないこと。
地元の方の提案で、ボランティアはそれぞれ選んだ子ガメに自分の名前をつけて放流
その直後に「まぁ、戻ってこれるウミガメはわずかなんだけどねぇ~」と笑う地元のオジサン。いつでも明るく、陽気で優しい方でした♪
ワークキャンプから2年が経ちましたが、私の名前がついた子ガメが戻ってきますよーに、と願ってます
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