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留学体験記 1(学校生活編)

2012/01/26

お久しぶりです!2012年、年が明けてから早いものでもう3週間が過ぎようとしています。

最近では首都圏でインフルエンザが流行りだしたそうなので、皆さん手洗い、うがい等を怠らず体調管理にはくれぐれもお気を付け下さいね!

さて、私の記事投稿も残すところあと1,2回となってしまいましたが、今回は私の留学体験談を書こうと思います。
簡単な経歴ですが、私は高校時代に10ヶ月間、そして大学時代に9ヶ月間それぞれカナダ(バンクーバーから車で1時間近くのホワイトロック)とアメリカ(カリフォルニア州ロスから車で1.5時間のアーバイン)に留学をしていました。
同じ留学でも、行った年齢が異なるのはもちろんのこと、目的、現地の気候、そして生活スタイルなどが180度と言っていい程違うものであり、それぞれの地域ならではの経験をすることが出来ました。
今は日本人留学生が書いたブログ等を読めば誰もが想像できるような留学話などは知ることが出来るかと思いますので、今回は私が2回の留学で体験した面白くて変わっているエピソードや、考えさせられたことなどを綴ってみようかと思います。
順番はランダムになってしまいますが、1:学校生活2:日常生活3:娯楽の3つに分けてご紹介します☆

まずは1:学校生活から☆

*高校*
日本人は唯一私だけという環境の中、現地の公立高校(カナダではSecondary Schoolといい、7-12年生が通う、日本の中学高校にあたります)に通っていました。初めは英語もろくに通じず戸惑う事も多かったのですが、日々多くの友人が出来たことで生活が楽しくなっていきました。現地での学生生活を1年間経験して日本と大きな違いがあると感じた事を箇条書きでご紹介します。

1: 2学期制となっており、勉強する教科は各学期選択科目の4つのみ!(一つのクラスでみんなで全教科勉強する日本とは違い、各自で選んだ4科目がABCDのブロックに分けられ、それらを毎日違った順番で勉強していました。)

2: 先生の話を聞く時でも、ちらほらと足を机の上に置いて授業を受けている生徒の光景が・・!(日本では考えられませんよね!)

3: (クラスによって厳しさは異なるが)授業中の飲食は許可されている(お菓子、清涼飲料水の販売機もたくさんあります。一番の驚きはある日男子生徒が授業中にピザ1枚を堂々と食べていた事でしょうか...)

4: 基本科目(国数社理など)に加え、実に多様な分野の授業を受けることが出来る (写真、料理、社会学、心理学、車の製造、グラフィックアート、会計、ミュージカル、服飾など自分の興味関心のある授業を選択することが出来ます。私は基本科目の他に写真、社会学、グラフィックアート、会計の授業を履修しましたが、写真はネガ作りから始まり、実際に暗室で現像もしていました。学生のうちから多岐に渡った分野の勉強ができるので、将来の夢や進路も”企業への就職”が一般的になっている日本とは違い、個性を発揮できる環境が広がっている事を実感しました。)

5: 学校で定期的にダンスパーティーが開かれる(ハロウィンやクリスマスの時期に放課後の夜、DJやダンスステージ等も用意された、学校の行事とは思えない程豪華なダンスパーティーが開催されます。クリスマスの時はみんな本格的にドレスやタキシードを用意したり、ヘアセッティングまでして参加していました。)

6: 日頃からボランティアを行う習慣がある(学校によっても違いはあると思いますが、私の居た地域の全ての学校では年間100時間以上のボランティア活動が卒業する際の必須事項でした。学校自体も定期的にフードバンクへの食糧寄付を行ったり、募金をしたりとボランティアが非常に身近なものでした。)

7:16歳から車の免許取得が可能なため、学校には自ら車を運転してくる生徒もたくさんいる (学校にもとても広い駐車場があります。)

8:卒業アルバムはないが、毎年Year Bookと呼ばれる全学年全生徒の顔写真や思い出の写真が載ったアルバムが販売される

以上が私が衝撃を受けたり面白いと感じた代表的なものです。日本の学校との違いをみなさんはどのように感じられたでしょうか?

*大学*
留学していた大学はアジア系アメリカ人が多い地域にあったのですが、現地の人は私が見た目で留学生かどうかは判断することが出来ず、容赦なく英語で話しかけてきました。個人的な感想だと、アメリカ英語(カリフォルニアは特に)はカナダ英語よりもスピードがとても速く、初めは友人から質問をされていたことも分からない程でした。

大学生活そのものに関してはあまり日本と変わりがないので、簡単にご紹介したいと思います。しかし、顕著な違いが唯一ありました。それは、有名な話ではありますが、アメリカの大学は課題がたくさん出るという事です。

日本の大学の傾向として、”卒業よりも入学が大変である”のとは反対に、アメリカの大学は卒業する事はそう簡単ではありません。日本の大学では課題の多くが学期末に出される事に慣れていた私も、留学中のピーク時にはほぼ毎日徹夜で課題をこなし、文献を読む日々を送っていました。また、留学していた大学はテスト10日前から24時間構内が開放されて自由に勉強をすることができ、多くの学生が利用していました。友人と深夜まで残って勉強した事は、日本では味わう事の出来ない貴重な経験です。

またもう一つの特徴としては教場試験以外の形で学ぶことが多かった点です。私の在籍していた留学先では研究が盛んに行われていたので、文系の私でも課題がリサーチや(心理学を履修したので)実験への参加などでした。

私が履修した科目の中で一つご紹介したいものがあります。それは普通の日本の大学では絶対にないであろう、少年ギャングの授業です。カリフォルニア州ではギャングが一種の社会問題にもなっているため、社会科学の分野で一つの学問として成立していました。教授も現役の警察官であり、授業中の講義内容のリアルさはもちろんのこと、ちょっと目を覆いたくなるような生々しい写真や動画も使用しながらの授業でした。またゲストスピーカーとして以前ギャングをしていた男性の演説もあったりと、まさにアメリカならではの経験でした。

その他でアメリカの大学で特徴的だと感じたことは、何かとFree foodを提供するところでしょうか。イベントがあるたびに、ハンバーガーやフライドポテト、果物にクッキーなどを無料で学生に配るんです!テスト前の構内開放期間ももちろん、無料のクッキーと飲み物が食べ放題で提供されていました(笑)。

高校ではどちらかと言えば異文化体験が目的でしたが、大学ではやはり勉強が目的という事もあり、現地の学生の勤勉さを身近に感じることが出来ました。アメリカの大学生は本当にオンオフがはっきりとしていて、そのバランスの良さを見習おうと今でも彼らのスケジュール管理の良さを目標にしています。

次回は日常生活と娯楽についてお話ししたいと思います!また来月お会いしましょう♪

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