English Column 英会話コラム
- 05
-
2015/08/17
英会話の初心者が陥りがちな英語が上達しない7つの理由
「英語を話せるようになりたい」と一念発起して英会話スクールに通い始めても、初心者の中にはなかなか英語が上達しない人がいます。レッスンを欠席することなく熱心に通い、レッスン中は講師の話を真面目に聞いているにもかかわらず、なぜ英語力がアップしないのでしょう?
それには英会話スクールに通う人が、ついやってしまう行為が原因となっている場合があります。英会話ビギナーの英語力が向上するために、やってはいけないことを7つほどピックアップしてみました。
1.スクールに通えば英語が話せるようになると思っている
「英会話スクールに通う」=「英語がペラペラになる」という、とてもシンプルな勘違いです。確かに、スクールに通っていれば、インプットされた英語の知識が、レッスンごとにどんどん蓄積されていきます。ところが、それだけでは英語が話せるようになるとは限らないのです。
ランナーがランニングの理論を聞いただけで、早く走れるようにならないのと同じで、教室でただレッスンを聴いているだけでは話せるようになりません。「リスニング」や「スピーキング」などの、トレーニングを地道に続けて英会話を身に付けることも必要なのです。
2.スクールに通う目的や目標がない
ただ何となく「英語が話せたらカッコいいな」とか、「外国人と話をしてみたい」と漠然と考えているだけでは、レッスンを続けるモチベーションの維持が難しくなることがあります。英会話を勉強していると、誰もが必ず壁にぶつかることがあるのですが、そんな時に目的や目標があると、モチベーションを保つことができます。
目標や目的は、「英会話を身に付けて○○がしたい」、「○○ができるようになるまではレッスンを続ける」など、具体的で実現可能なものがよいでしょう。また、達成する期限を決めておくと、さらにモチベーションアップに効果的です。
3.やった気になって満足してしまう
英会話のレッスンでは、誰しも最初のうちは、はりきって予習や復習をして次のレッスンに備えるものですが、慣れてくると何となく手抜きしてしまって・・・。英会話をマスターするのが目標だったはずなのに、いつしかレッスンに通うことが目的のようになってしまうのです。それでは、残念ながら英会話は身に付きません。
特に、英会話で重要な「語彙を増やす」などの暗記が必要な作業は、一朝一夕には身に付けることは難しいといえます。何となくレッスンを受けて話せる気になった、ということ防ぐためにも、「1日に10単語を覚える」のような、日・週・月単位の細かい目標設定をしておくことも大切なのです。
4.復習をちゃんとしない
つい数日前にレッスンで勉強したフレーズを忘れてしまうと、つい「自分はなんて記憶力が悪いんだ」とか「私って忘れっぽいからしょうがない」と思いがちですが、人の記憶力はそれほど確かなものではありません。実は、脳に記憶として定着させるためには、学んだことを繰り返し復習する必要があるのです。
ドイツの心理学者の調査によると、人は時間が経てば経つほど、忘れてしまったことを再び記憶することが難しくなることが分っています。逆をいえば、間隔を置かずに復習すればするほど、必要なことを簡単に覚えられるのです。そのため、暗記したいことはちょこちょこ見直して、記憶にしっかり焼き付けておきましょう。
5.臨機応変に対応できない
ロールプレイングを取り入れたレッスンでは、さまざまなシチュエーションごとの会話を学びます。ところが、いくらレッスンで上手にやりとりができても、いざ実際に似たような場面に遭遇した場合、ちょっとでも学んだことと違いがあると、うまく対応することができないという残念な結果に終わってしまうことがあるのです。
英会話を勉強する上で、学んだことをそっくりそのまま生かせるシチュエーションばかりではありません。「似ているけど違う」「どう返したらいいのか分からない」という場面に出くわすことはあります。そんな時には、消極的にならずに自分の言いたいことを伝えることで、徐々にコミュニケーションをとれるようになります。
6.勉強量が圧倒的に少ない
一般的に、TOEICで600点程度のスコアを取っていれば、海外旅行でスムーズに買い物をしたり、レストランでオーダーすることができるといわれています。TOEICの600点は英検2級に相当するレベルで、週に数時間のレッスンを受けているだけでは、簡単に取得することができる点数ではありません。
初心者は特に、勉強することが多すぎて、何から手を付けていいのか混乱してしまうことがあります。そんな時、英会話のレッスンは、英語が話せるようになるための勉強法を学ぶ場にもなります。「何を?」「どのくらい?」勉強すればいいのかということを知ることで、効果的に英語を学ぶことができるのです。
7.うまく話せないと恥ずかしいと感じる
実際にネイティブの人と話す場面で、初心者がやりがちなのが「通じなかったらどうしよう」と及び腰になることです。自信がない人は、相手との会話でも声が小さくなってしまいます。さらに「What did you say?(何て言ったの?)」なんて聞き返されると、ますます話しづらくなるという悪循環に陥ってしまうのです。
英会話は語彙力や文法も大切ですが、最終的には「ガチで会話をする」という度胸も必要になります。声が小さいと伝わる英語も伝わらないし、正しい文章でなければ相手に伝わらないという訳ではありません。初心者だからと開き直って、言いたいことを一生懸命伝えれば、相手も理解しようとしてくれるはずです。
英会話コラム
- 19【英語のことわざ一覧】使えたらかっこいい有名フレーズ厳選15
- 18サンキューは英語では丁寧じゃない!?「ありがとう」を適切に伝えるには?
- 17英語が聞き取れない主な3つの原因と対策/リスニング練習法
- 16英語表現のNG集!ネイティブの誤解を招く日本人に多い間違い
- 15前置詞のイメージ|使い方を憶えておくべき英語の前置詞24選
- 14副詞で英語表現を豊かにしよう - 副詞の種類と位置との関係
- 13形容詞の英語文法 – 名詞の前に形容詞を並べる順番のルール
- 12英語のリスニング - 聞き取りが上達するために必要なスキル
- 11英会話の独学のデメリット – 英語を学ぶ人が挫折する理由とは
- 10英会話の勉強法 - 初心者でも英語を話せるようになるには
- 09英語の覚え方 - 語彙を増やす鍵を握るのは誰でもできる記憶法
- 08英語を話せるようになりたい人に求められるポイント5つ
- 07英語の発音記号の読み方 – 日本人が苦手な発音のコツと単語例
- 06時制の一致 – 英語の文法の基本は主節と従属節の時制の表現
- 05英会話の初心者が注意すべきスクールでやりがちな7つの失敗
- 04英会話スクールに通う心構え - モチベーションを上げる方法
- 03TOEIC鉄板教材おすすめ3選とスコアアップのウラワザ
- 02マンツーマン?グループ?英会話スクールでプライベートレッスンかグループレッスンを選ぶ時のポイント
- 01短期間で英会話を習得する人はココが違う!早く話せる人の共通点
アルバイトスタッフ
「くら」君の英会話日記
-
くら
プロフィール
サッカー大好き今どき男子の代表のような大学生くら君が、ラングランドの英会話レッスンに挑戦!(TOEICもガンバる)
-
13
英語ストーリーテリング!ネイティブ表現を習得するには?-英会話チャレンジ日記13
-
12
Withの使い方 | 道具・手段を表す際の注意点・コタツに使うのはNG?-英会話チャレンジ日記12
-
11
忘年会を英語で説明 | 日本人が間違えやすい和製英語とは-英会話チャレンジ日記11
-
10
oneの使い方は1つじゃない?英語の代名詞の落とし穴とは-英会話チャレンジ日記10
-
09
ネイティブに学ぶかっこいい英語のフレーズ-英会話チャレンジ日記09
-
08
英会話上達のポイントは簡単なフレーズ選びにあり-英会話チャレンジ日記08
-
07
意外と多い英語になった日本語のまとめ-英会話チャレンジ日記07
-
06
単語の覚え方を変えて英単語の暗記力をアップしよう-英会話チャレンジ日記06
-
05
TOEICスコア目安に!2週間の語学留学後ブランク1年の大学生のリアルなスコア公開!
-
04
英語だとこんな表現なの!?好きな卵料理を聞く方法
-
03
英語の言い換え表現で変わるニュアンスと強調部分
-
02
ほとんどの人が間違って覚えてしまってる英語の発音
-
01
TOEIC700点を目指して!ラングランドで始めた英会話レッスン