English Column 英会話コラム

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ヘッドフォンで英会話の音声を聞いている女性のイラスト

英語が話せるようになりたいけれど、何から手を付けていいのか分からない。そんな英会話の初心者の方のために、効果的な学習法を6つご紹介します。英会話は、覚えることと話すことの両方があってこそ初めて成り立つのです。焦らずコツコツ続けることで、必ずネイティブとコミュニケーションが取れるようになれます。

1.基本的な会話表現を身に付ける

英語の基礎の本を読んでいる女性

英会話を勉強しはじめたばかりに人が、すぐにペラペラに話せるようになんてまずありえないことです。そのため、のっけから英語の文法を完璧に詰め込んでも意味がありません。まずは、簡単な日常英会話が楽しめることができる程度の、初歩的な英文法を身に付けることからはじめましょう。

5W1Hや、「will」「can」「may」などの助動詞の使い方、過去・未来・過去完了の表現など、中学校レベルの文法を身に付けておけば、おおよそのことは理解できるのです。特に、それぞれの表現が使われるシチュエーションを関連づけることで、会話表現として身に付けることができるでしょう。

2.確実に語彙を増やす

英会話が上達するために欠かすことができないのが「語彙力」です。リーティングやリスニングでは、ボキャブラリーが不足していると、文法は分かっていても文章の内容を理解できないでしょう。ただし、語彙を増やすといっても、闇雲に単語集の英単語を覚えても、あまり効果的とはいえません。

単語は文字として覚えるのではなく、エピソードとリンクすることで記憶として定着させることができます。例えば、“mock”(まねてからかう)という単語を覚える場合は、「担任の先生のモノマネをして同級生にうけた」など、具体的なシチュエーション込みで憶えることで、後から思い出しやすくなるはずです。

3.音の連結や消失のルールをマスターする

英会話の初心者にとってリスニングの最大の敵ともいえるのが、音の連結や消失だといえます。せっかく単語の意味や文法が分かっていても、英語の発音のルールを知らないと相手が言っていることを理解することはできません。聞き取る力を養うためには、まずは連結や消失の基本を学ぶ必要があります。

音の連結のルール

“can I”(キャナイ)や”even if”(イーブニフ)のように、子音で終わる単語の後に母音ではじまる単語が続く場合や、“with the”(ウィザ)や“I’ve been”(アイッビン)のように、同じ子音や似た子音が続く場合に、音がつながって聞こえることがあります。

音の消失のルール

“raight”(ライ)や“good”(グッ)、“map”(マッ)のように、単語の最後のt・d・k・pなどが発音されないことがあります。さらに、これらの消失は、“outsaide”(アウサイド)のように単語の途中でも起こります。また、“let it go”(レリゴゥ)や“party”(パリィ)のように、tがラ行に置き換わってしまうこともあります。

聞き取った英語をノートに書いている女性

このように、英語ではあるはずの音が消えてしまったり、文字にはない音が聞こえることがよくあります。リスニング力をアップするためには、それらのルールをマスターする必要があるのです。リスニングの弱点は、聞き取った言葉を紙に書く「ディクテーション」で見つけることができます。

4.発音の仕組みを理解する

「r」や「th」のような、日本語にはない子音の発音が苦手だという人は多いのではないでしょうか。また、「sit」「shit」を明確に使い分けることは難しいことです。発音が難しいと感じる単語がある場合は、どのように発音するのかをしっかりと理解して、正しい発音を身に付ける必要があります。

例えば、「see」「sea」「she」は日本人にとって使い分け難しい単語です。そのうち、同じ発音の“see”と“sea”は、舌を口の上の部分に付けた状態で、日本語の「し」と「す」の間の音「スィー」と発音します。逆に、“she”は舌を口の上の部分に付けずに、舌の両端を奥歯に当てた状態で、日本語の「し」の発音に近い「シュィー」と発音します。

このような日本語にない発音の単語は、簡単に身に付けることが難しいため、繰り返しトレーニングを行うことが重要です。

5.自分の発音を録音してチェックする

自分で発音した英語をヘッドフォンで確認している女性

正しい発音を身に付けたところで次におすすめなのが、自分の発音を録音したものとネイティブの発音を聴き比べることです。ネイティブの発音から大きく外れたものはないか、トレーニングした部分が正しく発音できているかなど、チェックポイントを決めてしっかり確認してみましょう。

苦手な部分をどのようにすると正しい音になるのか、何度か試してみることによって自然と発音できるようになります。最近では、録音機能がついた発音チェックアプリがいろいろと出回っています。自宅で発音の練習をする際に活用することで、よりネイティブの発音に近づくことができるはずです。

6.ネイティブと会話をする機会を作る

日本人女性と外国人女性がタブレットを見ながら会話している

独学でコツコツと英会話を勉強しても、ネイティブと実際に会話をしてみなければ、勉強の成果を得ることはできません。せっかく覚えた単語や表現は使わないと忘れてしまうので、記憶を定着させるためにも、実践的に使う必要があるのです。また、外国人に慣れるためにも、ネイティブとの会話は重要だといえます。

手っ取り早いのはネイティブの友達を作ることですが、周りにネイティブがいないという人は、外国人が集まるお店に出かけてみたり、イベントやスクールに参加してみるとよいでしょう。自信を持ってこれまで学んだ表現を使うことで、必ずあなたの英語は相手に通じるはずです。

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  • くら

    プロフィール

    サッカー大好き今どき男子の代表のような大学生くら君が、ラングランドの英会話レッスンに挑戦!(TOEICもガンバる)

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