English Column英会話コラム

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英語が聞き取れない日本人と英語を話す外国人

英語が聞き取れなくて悔しい!原因は何?対策は?

日本人には「英語が聞き取れない」という人が多いですが、これは、日本語と英語の発音・音の違いがたくさんあることに理由があります。 日本語には母音が5つしかありませんが、英語には母音がたくさんあります。また、日本語に比べて英語は強弱がハッキリしています。日本語と英語の音のさまざまな違いから、聞き取ることが難しいと感じる人が多いのです。

英語が聞き取れない主な3つの原因とその対策

1. 単語の発音が文章になると変わる・他の音とつながる

リングで繋がれた単語帳

一つ一つの単語の意味と発音を覚えて、語彙力を高めているという人は多いかもしれません。わかる単語が多い方が聞き取りやすいですから、わかる単語を増やすことは、聞き取り力アップにつながると言えます。 しかし、英語は日本語と異なり、単語だけで発音する時と文章になった時の発音が異なる場合があります。わかっているはずの単語が、文章になると聞き取れなくなってしまうのです。

発音記号を確認しながら、単語を一つ一つ覚えている人もいるかもしれません。しかし、文章になると発音記号とは異なる発音になってしまいます。 単語の発音や意味も大切なのですが、文章の中でどのような発音になるのか、という点も聞き取りの力を高めるためには大切なことでしょう。

対策:単語だけでなく単語を含む文章の発音を確認する

英会話の学習を始めたばかりの人は、文章の中で一つ一つの単語をしっかり発音するかもしれません。しかし、ネイティブは単語と単語の音がつながっています。単語の最後の音と次の単語の音がつながっているのです。

    例①:call me

    “Please call me anytime.”などと使われますが、カタカナで表すと「コール ミー」ですが、実際に文章の中では「コーミ」などと聞こえると思います。このように、単語の音が発音されない場合があります。

    例②:come here

    カタカナで表現すると「カム ヒア」ですが、実際は「カミア」などと聞こえると思います。

語彙力を高めることも大切ですが、英文を繰り返し聞くことも大切です。
英語は日本語と違って、音がつながったり、単語だけでは発音する音が文章になると発音されなかったりするので、その点に注意しながら単語を覚えることも大切でしょう。

2. 英語にはアクセントやリズムがある

リズムを奏でる

日本語とは異なり、英語には単語にアクセントがあります。アクセントのついた音はハッキリと発音しますが、それ以外の音はあいまいで、日本人は聞き取りにくいと感じる場合が多いです。英語の学習を始めたばかりの人には、アクセントのある音(母音)しか聞き取れないということもあるでしょう。 カタカナ英語のように、ネイティブは単調に発音しません。アクセントがあり、リズム抑揚があります。

また、アクセントはスピーキングでも大変重要であり、日本人の英語が伝わらない原因の一つでもあります。日本人の英語は、全ての音を発音しすぎていて聞き取りにくいというネイティブもいるほどです。 アクセントのつけ方で、ネイティブに伝わったり伝わらなかったりするため、単語を覚える際には、アクセントを意識することが大切でしょう。

対策:アクセントを意識してリスニングを

アクセントとともに、その単語を発音するリズムを意識して学習することが大切です。

    例③:forget [fərgét]

    カタカナで表現すると「フォーゲット」ですが、実際の発音は「フォ」などと聞こえるでしょう。“forget it”は「フォリ」となります。
    アクセントの使い方・それに伴うリズムを意識して練習することが大切です。

3. 英語が速く聞こえる

ネイティブの英語は、とても速くて聞き取れないという人も多いでしょう。もちろん、はじめからネイティブのスピードで聞き取るのは難しいです。

でも、決してネイティブが早口なのではなく、日本人には速く聞こえている・速いと感じてしまっているだけだと言えます。単語の音と音がつながったり、発音が省略される単語があったりするので、ネイティブは一息に多くの単語を話します。日本人が話す英語とネイティブの英語には、息継ぎリズムに大きな違いがあるのです。

対策:速い英語も聞き取れるようになるには

速い英語を聞きとれるようになるには、やはり英語の発音に慣れることが大切でしょう。音の省略や音のつながりなどに慣れることによって、速いと感じられなくなっていくでしょう。

英語の発音に慣れる方法はさまざまありますが、自分で発音できるようになることも大切です。スピーキング力を身に付けるのです。自分で発音できる音は聞き取れるようになります。正しい発音を身に付けることで、聞き取りも行いやすくなるのです。 たくさん英語の発音を聞くというのも良いのですが、自分で発音を身に付けることも併せて行っていくという方法もあるでしょう。

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    サッカー大好き今どき男子の代表のような大学生くら君が、ラングランドの英会話レッスンに挑戦!(TOEICもガンバる)

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